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アルカ通信「 コッペパン。」

 アルカが創業したころ、街ではイタリアのファッションシューズが女性靴として人気を誇っていました。そんな中、私たちは日本ではまだ珍しかったドイツの足に良いコンフォートシューズをおすすめしていました。
 しかし、その形を見たお客様からはコッペパンみたいと言われ、受け入れられませんでした。

 でも私たちは、痛くない、歩きやすいという強い確信がありました。
 フットプリントをとり、お客様の足を手で触り、素足で歩いていただき体のバランスを見て、そして時には、靴や中敷きを調整していく。今のアルカで当たり前にやっていることにも、当時は、たくさんの説明を必要としました。場合によっては2時間以上かかることも。

 そうして実際に履いていただき、その良さを実感していただけたお客様がひとり、またひとりと増えていきました。